人が思いどおりに動くようになる! 人間関係の不滅の法則とは

私が毎晩、就寝前に必ず読む本『私はどうして販売外交で成功したのか』F.ベドガー著の「商売の金的はただひとつ」からです。

人を動かす方法は、この世にたったひとつしかない、それは自発的に動けるように道案内をしてあげること

保険の外交員として成功していた著者ベドガーさんの話は、デール・カーネギーの次の一節から始まります。

世の中で、ある人にあることをさせるように口説く方法は、たった一つしかない。

それは、その人が何となく自発的にそのことを実行したくなるように、上手に道案内をしてやることである。

ベドガーさんが、講演先で出会った有名雑誌の予約販売を営む中年紳士の話だ。

この中年紳士の営業成績は、あまりかんばしくなく、雑誌の見込み客には、読む時間がないと断られることが多かったようだ。

自分のうだつがあがらない理由を世の中のせいにしていることがうかがえた。当然、ベドガーさんの講話にもあまり感心を得なかったようなのだ。

相手にとって、いかに有益であるかを伝える

数日後、この紳士はベドガーさんの前に現れて、こう言った。手には購読の申し込みがあった判事からの手紙をもっていた。

私はこの手紙によってたいへん力づけられました。これからはどこへ行っても、この手紙に書いてあるようなことを話し、この手紙を相手に見せて、大いに成績をあげようと決心しました。

判事さんの手紙には、雑誌を読む時間がないと思い込んでいたが、こんなに役に立つ知識が得られるならば、どんな無理をしてでも、寝る前の10分間、食事後の10分間を割いて読んだほうが自分自身のためになると考えた、と書いてあったのです。

中年紳士は、単に「買ってくれ」ではなく、「あなた自身のために有益なのだから、食事のあとの10分間を雑誌を読む時間に当てなさい」と勧めることが大事だと悟ったのだ!

彼は人に面会を求めることに一種の恐れを感じていた。その彼が、いまや自分のやっている仕事の重要性をハッキリ自覚し、前途に新しい希望の光を見出したのだ!

ベドガーさんは、彼をそう評して、最後にこのように締めくくっている。

  • 人はその欲求するところに従って行動するときにのみ、労力と時間を惜しまずに働くものである。
  • どんな場合にも当てはまるこの法則は、他のあらゆる人間関係の諸法則にまさる最高最上の法則である。
  • 過去・現在・未来を通じて、この法則の価値は不変である。

この逸話から学ぶべき教訓

営業マン、経営コンサルタント、教師、経営者、どんな職業の人であっても活用できる至上の考え方である。

私が学んだ教訓

  • 悪い営業成績には、相手に有益であることが伝えられていないと考える。
  • それを買ったあとに、自分にどんなによいことがあるか、顧客がイメージできていないから買わない。
  • ジャパネットたかたさんは、売れないと言われたテレショップでお年寄りにデジカメやパソコンをたくさん売った。孫とメールしたり、写真を印刷したりしている自分をイメージさせたのだ。